総勢六人の歌丸一門を紹介します!
桂歌丸 一門紹介

わたしの師匠である桂 歌丸の門下には、ほかに四人の弟子がおります。
上から順番に申しますと、歌春兄さん、歌若、歌蔵、枝太郎です。

横浜の三吉演芸場での一門会をはじめ、
各地で開かれる寄席や落語会で見かけることも多いと思います。
この機会に是非お見知り置きいただきまして、
わたし同様にお引き立てのほど、よろしくお願い申し上げます。


歌丸師匠を中心に門下が集合。左から、歌蔵、歌若、歌春兄さん、歌丸師匠、歌助、枝太郎。
桂歌丸

桂 歌丸(かつら・うたまる)

 わたしたちの師匠の桂 歌丸です。国民的テレビ番組『笑点』の大喜利でお茶の間にもお馴染みですね。今でも地元の横浜に住んでいて、“横浜の師匠”といえば、うちの師匠のことをいいます。最近では、平成十六年に(社)落語芸術協会会長就任、平成十七年に芸術選奨文部科学大臣賞を受賞するなど、落語会全体を代表する存在になっています。

 自宅の近くにある三吉演芸場ではじめた独演会は、三十年以上たった今でも『桂歌丸一門会』としてつづけています。「あたしも勉強の場だと思ってやらせてもらっていますし、みんなにも日頃の稽古の成果を披露してほしいと思って。来年(平成十八年)の一月三一日の会で百五十回目を迎えるけれど、二百回、二百五十回とドンドンつづけたい。是非、笑いに来てください」というように、まだまだパワフルな師匠です。
出身地: 神奈川県横浜市
芸 歴: 昭和二六(1951)年に桂米丸に入門、古今亭今児を名のる
昭和二九(1954)年に二ツ目昇進、桂歌丸に改名
昭和四三(1968)年に真打ち昇進
受 賞: 平成 元(1989)年 横浜市政100周年にて市民功労賞、芸術祭賞
平成 三(1991)年 横浜文化賞
平成 八(1996)年 神奈川文化賞
平成十七(2005)年 芸術選奨文部科学大臣賞
平成十九(2007)年 勲4等旭日小綬章叙勲
出囃子: 大漁節
家 紋: 丸に横モッコ
桂歌春

桂 歌春(かつら・うたはる)

 師匠の一番弟子の桂 歌春兄さんです。当時から『笑点』で人気が高かった歌丸師匠が、独演会では一転して誰もやっていないような古典ものを掘り下げている姿に共感して入門を決めたそうでして、自らも「八五郎出世」「長命」「鮑のし」といった古典落語を中心に、今でも変わらず精進されています。

 落語は、「是非、生の高座を楽しんでいただきたいですね」と歌春兄さん。「テレビやラジオで聴いていただくこともありがたいですが、やはり寄席での限られた空間で、私たちの呼吸のやりとりみたいなものを、生で感じていただければと思っています」。
 そんな歌春兄さんの出番情報は公式ホームページで確認できますので、是非訪れてみてください。
出身地: 宮崎県日向市
芸 歴: 昭和四五(1970)年に入門、桂 枝八を名のる(その後、歌はちに改名)
昭和五一(1976)年に二ツ目昇進
昭和六十(1985)年に真打ち昇進、歌春に改名
出囃子: さわぎ
家 紋: 丸に蔦
公式HP: 桂歌春のホームページ http://members.jcom.home.ne.jp/utaharu/
桂歌若

桂 歌若(かつら・うたわか)

 わたしの直ぐ下に入った三番弟子の桂 歌若です。新作落語を得意としています。落語のほかに、(社)落語芸術協会が発行する機関誌『季刊 芸協』の編集をはじめ、協会のイベントやウェブの企画などに携わっていて、ニヒルな笑みがトレードマークの頭脳派の落語家です。

 高座に上がる前には「Here we go!」と英語で気合いを入れるだけあって、アメリカ、マレーシア、台湾と国際的に活動しています。二年前(平成15年)に、文化庁国際芸術交流支援事業の「海外公演・二国間交流」で、歌丸師匠とともにニューヨークの高座に上がった時は、しっかりと手ごたえを感じたとか。これからの活躍が楽しみなおとうと弟子です。
出身地: 青森県弘前市
芸 歴: 昭和六二(1987)年に入門
平成 三(1991)年に二ツ目昇進
平成十三(2001)年に真打ち昇進
出囃子: 牛若丸
家 紋: 丸に三つ柏
公式HP: 歌若.com http://www.utawaka.com/wakasama/index.html
桂歌蔵

桂 歌蔵(かつら・うたぞう)

 四番弟子の桂 歌蔵です。大学卒業後に渡ったイギリスから帰国後に入門して、前座時代にボクシングC級ライセンスを取得。極真空手やってたり、バンド活動もしていたという、ちょっと変わった経歴の持ち主です。「僕みたいな跳ねっ返りが落語家としてやっていけるのは兄弟子たちのお陰です」と、殊勝な一面も。

 落語のほかに、横浜のケーブルテレビやCS放送でレギュラー番組があり、週刊ヤングサンデーをはじめ、色々な雑誌に連載を持つなど幅広く活躍しています。平成十七年五月の真打ち昇進を期に「ステップアップしたい!」といいます。その月の一日から新宿末広亭で真打ち昇進披露興行がはじまりますので、お誘い合わせの上、是非お運びください。
出身地: 大阪府堺市
芸 歴: 平成 四(1992)年に入門、歌郎を名のる
平成 八(1996)年に二ツ目昇進、歌蔵となる
平成十七(2005)年五月に真打ち昇進をひかえる
出囃子: 将門
家 紋: 丸に横もっこ
〜レギュラー番組・連載
■週刊ヤングサンデー(小学館) 「桂歌蔵 笑いの虎」
■格闘Kマガジン(ぴいぷる社) 「対談武道家外伝」
■横浜テレビ局・C3ヨコハマ・YOUテレビなど 「いーとこ発見ふれあい小旅行」
桂花丸

桂 枝太郎(かつら・えだたろう)

 五番弟子の桂枝太郎です。落語家になったきっかけは、通っていた高校で開かれた“学校寄席”。それまでは漫才やお笑いに興味があって、自分でもやっていたそうですが、初めて落語を聴いて心地よい衝撃(?)を受けたとか。何をしでかすか分からないその自由闊達なキャラクターが大きく化けるかどうか。ちょいと気にかかるおとうと弟子です。

 趣味はなんとファッションだとか。噺の背景をイメージしたTシャツやキセル型のアクセサリーをデザインしたり、落語グッズなんかもつくっているそうです。それは意外だねぇ。だって、協会のホームページには「ファミコンと長電話」って出てるじゃない?「・・・それは歌若兄さんの陰謀です!(枝太郎)」。
出身地: 岩手県衣川村
芸 歴: 平成 八(1996)年に入門、歌市を名のる
平成十二(2000)年に二ツ目昇進、花丸に改名
平成二一(2009)年に真打に昇進、三代目桂枝太郎を襲名
出囃子: おさななじみ
家 紋: 花丸マーク
公式HP: 桂枝太郎 ブログ http://blog.livedoor.jp/ha_na_maru/
トップページへ戻る
© 2005-2011 桂歌助 Allrights Reserved.
Supported by こまねっと