2006年3月10日(金)と11日(土)の2日間、
『パリ寄席』のために歌丸師匠と一緒にフランスまで行きました。
その時のお話を写真日記としてお届けします。
(写真の撮影と肖像権は落語芸術協会に属する)
パリ会館 パリ寄席
『パリ寄席』は、フランス語では“Yose,le petit theatre populaire Rakugo et Kamikiri”。木戸銭は一般は15ユーロ、学生は12ユーロ(文化会館会員は10ユーロ)でした。
開演前のモニター
開演前に、ロビーに設置されているモニターに公演タイトルが出ています。
解説書
お客さまにお配りした落語の解説書です。落語の歴史や当日のプログラムや演目、鑑賞の仕方などが書いてあります。
鳴り物の解説
茶楽師匠の解説、同時通訳はパスカル・グレゴリオ先生(フランス国立東洋言語文化研究所)です。そして、普段、舞台には出ないお三味線と太鼓を演奏するのがやす子師匠とわたし。
歌助高座
わたしの高座を客席の一番後ろから取りました。300人の会場が満員。2、3割が日本語のわかる方、あとの方は字幕を見ている。そんな割合でした。演目はそば清。
茶楽師匠高座
続いて、茶楽師匠の高座、まくらはフランス語で挨拶。演目は紙入れ。昔でいう間男、今風にいうと不倫。男と女の駆け引きはフランスの人にはぴったり。
仲入り
仲入り(休憩)にロビーに出てくつろいでいるお客さま。隣では、日本文化を紹介する本や日本製の工芸品が販売されていました。
今丸師匠高座
紙切りの今丸師匠は字幕も通訳もつけずにお客さまとのコミュニケーションをしています。語学がお出来になるので、現地の人が出すお題に素早く紙を切っていきます。離れ業です。
歌丸師匠高座
最後にうちの師匠が出て一席。昔の長屋の暮れの風景をあつかった「尻餅」を演じました。この写真は公演中、客席にはカメラマンが入れませんので、リハーサルのものです。高座と字幕が前の客席からこんな風に見えました。
終わりの挨拶
歌丸師匠の高座の後、出演者が勢揃いして舞台挨拶しました。これにてお開き。